3月11日

今日は東日本大震災から、ちょうど10年目の3月11日ですね。

10年経っても未だに鮮明に思い出されます。

あれから東北も復興が進み震災前の状態に戻った方も多いと思いますが、いまだに震災の影響で苦しんでいる方もたくさんいると思います。

今は福島県に住んでいますが、あの地震の時は仙台に住んでいました。あの時間は院内で仕事中のときでした。

地震が発生してすぐ、地震院内の棚やパソコンなどほとんど倒れてしまいましたが、幸いお客様にも怪我はなく、その時は冷静な素振りをしていたように思います。

ただ、同時にライフラインの電気、水道、ガス、電話などすべて止まってしまいました。

私の住んでいたところは、海から遠いところだったので津波はきませんでしたので、何も知らずに地震後の目茶苦茶になった後片付けをしていました。

まだそのときは何も知りませんでした。

私が津波情報を知ったのは夕方で、ポータブルラジオを聴いた時でした。

それからは、今までにない衝撃とショックと余震が続く中での恐怖と不安に怯えていました。

まわりの様子も真っ暗で、電気が復旧するまでの数日間は車中泊しました。

ガスが復旧するのに一ヶ月近くかかったため、お風呂にしばらく入れなかったのを思い出します。

それでも、このまま何もしないではいられないと思い、次の日からは明るい日中のみ、電気はつきませんでしたが、怪我した方や腰を痛めた方の施術をしたのは覚えています。

自分でも何かしなければと焦りばかりあったような氣もします。

その後、普段は当たり前に思っていた電気、水道、ガスなどが徐々に復旧し、ありがたさをしみじみ感じたのを覚えています。

また、日本全国や世界中のたくさんの方々の温かさも同時に感じました。

あれから10年がたち、そのときの施術所が入っていた建物は、地震の影響でしばらくしてから壊されて更地になってしまいましたが、その後もしばらく仙台で、現在は福島県でこのように仕事を続けることができています。

 

普段なにげなく日々生活していると、当たり前に使っている電気、水道、ガスなどや、人への感謝などを忘れてしまうこともあります。

そのためにも3月11日は、震災のことをリアルに思いだす特別な日になります。

 

たくさんの方々へのご冥福と、今こうして生きていられること、仕事をしていられることへの感謝の気持ちを伝えたいと思います。

 

あの時は、日本中や世界中の方々に支援していただいたことを心から感謝し、このことを忘れていけないと思っております。

すべての皆様に感謝します。

 

今日もあなたにとって、とてもしあわせな日でありますように。

 

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